築地屋台店
2016/10/24
海のミルクとも呼ばれる栄養たっぷりな生カキを入荷致しました。
つきぢ神楽寿司では春から秋は『岩カキ』、秋から春は『真カキ』をご用意しております。
『真カキ』はこれから寒くなる今が旬で、旨味が凝縮されたクリーミーな味わいです。
カキを食べる際におすすめしたいのは、一口で食べることです。
カキの中にはたっぷりと旨味と栄養が詰まっていますが、
包丁を入れてしまう流れ出てしまうのです。
美味しく食べるには、一口で食べてしまうことです。
また、「Rのつかない月は、カキを食うな」
という西洋のことわざを知っていますか?
実は、このことわざは秋から春が旬の『真カキ』を指しています。
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January(1月)
February(2月)
March(3月)
April(4月)
May(5月)
June(6月)
July(7月)
August(8月)
September(9月)
October(10月)
November(11月)
December(12月)
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Rのつかないの5月~8月は『真カキ』の産卵期になります。
この時期の『真カキ』は、旨味成分であるコラーゲンや栄養が
産卵によって使い果たされてしまい、身の締まりがなく水っぽいです。
『岩カキ』は時間をかけて成長するため、たっぷりと成長して夏に旬を迎えます。
日本では1年中美味しいカキを食べることができるというわけです。
ぜひ、今が旬の『真カキ』、ぜひご賞味ください。
2016/10/17
つきぢ神楽寿司で使用している天然の生マグロのご紹介をします。
マグロは言わずと知れた寿司屋の王道ネタです。
つきぢ神楽寿司では、時期によって美味しいものを
目利きの板前が隣の築地市場より仕入れています。
マグロの赤身は新鮮で味が濃く、
ねっとりと身質の細かいものを使用しています。
旨味の強い赤酢を使ったシャリとのバランスは抜群です。
大トロ、中トロは筋の少ないものを使用しています。
口に入れた瞬間に濃厚な脂がとろけ出し、
マグロの甘味と旨味が口いっぱいに広がります。
脂が苦手な方は、炙りのトロをお試しください。
脂がほどよく落ちて、さっぱりと食べやすくなっています。
つきぢ神楽寿司の握りは、腕利きの板前が1つ1つ握ってお出しします。
握りたての極上のマグロをご賞味ください。
ところで、今でこそ寿司の王道のマグロですが、
冷蔵技術のない江戸時代、
脂が多く腐りやすいトロの部分は、捨ててしまう部位だったのをご存知ですか?
赤身も醤油で漬けて「ヅケ」として使われていました。
現在のように脂肪の多い部分が好まれ、トロに人気がでてきたのは
関東大震災以降の冷蔵技術の進化のためだと言われています。
これからも冷蔵器具や運搬の技術進化が行われ、
新しいネタが増えるかもしれませんね。
2016/10/3
「食欲の秋」代表とも言われる魚のサバを入荷しました。
餌をたっぷり食べて肥えた秋サバは、
冬に向けて栄養を蓄え始めるので
脂が乗って大変美味しくなります。
つきぢ神楽寿司では、旬のサバを料理長がこだわって〆て、
〆サバにしています。
一番のこだわりは、当店伝統の「赤酢」です。
5年ものの自家製赤酢は、香りが良く味がまろやか。
お酢独特のツーンとする酸味が抑えられ、
ほどよく脂が乗り旨味がのきいた〆サバになります。
当店こだわりの〆サバ、
ぜひご賞味ください!
板前直伝の秋サバレシピ
「秋サバのヅケ丼」
用意するもの:サバ、酒、醤油、しょうが、ねぎ
①新鮮なサバを用意します。
②3枚におろします。
③酒と醤油を1:1で合わせたもので1時間ほどサバを漬けます。
④炊きたてのご飯を盛ってヅケサバ、しょうが、ねぎを乗せます。
⑤お好みでお茶をかけてお茶漬けにしても美味しいですよ!
【ポイント】
①新鮮なサバの見分け方は、
・目が澄んでいる
・ウロコが綺麗についている
・体に張りがあり、色つやが良い
ところに気をつけて選んでくださいね。
②サバの身は弱いので、あまり包丁を入れないようにしましょう。
難しいのであれば、魚屋さんでおろしてもらうのも手です。
脂が美味しい今の時期に、秋サバをご堪能ください。
2016/9/26
秋から冬にかけて旬のカワハギを入荷致しました。
本来の旬は夏と言われていますが、肝が大きく、甘く美味しくなっているので
今の時期が第二の旬と言われています。
当店では、旬のカワハギを握りとお造りでご用意しております。
カワハギの白身は脂肪が少なく、歯ごたえが特徴的です。
対して肝は、冬に備えてたっぷりと餌を蓄えたため、
こってりとした旨みと甘みがあります。
さっぱりしていて歯ごたえの良い白身に
脂の乗った甘い肝を乗せた握りは絶品です。
釣り人は「カワハギは肝がなかったら意味がなし」とさえ言うそうです。
今の時期にしかありません。
ぜひ、ご賞味ください。
ちなみに、カワハギは
「皮がすぐ剥がれる」ところが
「博打に負けて身ぐるみを剥がされる」様子を連想させるからと
「バクチ」や「バクチウオ」とも呼ばれています。
また、小さな口で餌を削ぎ取るように食べるので、釣り人が気づきにくく、
針に引っかからずに餌だけを食べてしまうところから
「餌泥棒」「餌取り名人」とも呼ばれています。
他にも、ハゲ、マルハゲ、カワハゲ、メンボウ、メイボ、キュウロッポ、ゲバチロなど
様々な名前で呼ばれています。
全国で親しまれてきた証拠ですね。
2016/9/19
カツオには旬が2回あります。
4~5月の「初ガツオ」と、8~9月の「戻りガツオ」です。
フィリピン沖で生まれたカツオは、日本の太平洋側を回り
夏には黒潮と親潮がぶつかる三陸海岸沖まで北上します。
この時期に獲れるのが「初ガツオ」です。
その後餌を獲りながら青森の上を回り、
初秋ころから南下してきます。
この時期に獲れるのが「戻りガツオ」です。
赤みがさっぱりとみずみずしい初ガツオに対し、
戻りガツオは脂が甘く美味しくなっています。
低い水温とエサで肥えたおかげで
たっぷり脂の乗ったカツオはトロのように濃厚です。
タタキにしても、刺身にしても大変美味しく召し上がれます。
カツオは栄養価も抜群で、特にDHAとEPAがたくさん含まれています。
DHAは脳の働きを助け、EPAは血栓を予防する効果があります。
生活習慣病予防のために積極的に取っていきたいですね。
今が旬の美味しく健康になれる魚、「カツオ」
ぜひ、この機会にご賞味ください!